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「ホローコアファイバー」向けEXFO社各種テスターのご紹介

2026.03.03技術コラム

ホローコアファイバーが拓く次世代高速通信と
EXFO社が提供するテストソリューション

ホローコアファイバーとEXFO社のテストソリューション

前回のニュースでは、ホローコアファイバー(中空コアファイバー/HCF)の基本特性や関連製品についてご紹介しました。近年、ホローコアファイバーは研究開発フェーズを抜け、実際のデータセンターや低遅延ネットワークでの採用が進んでいます。光を「ガラスの芯」ではなく「空気中」で伝搬させるこの革新的な技術は、従来のシングルモードファイバー(SMF)に比べて伝送遅延の大幅な低減と高帯域性能を実現し、AI/ハイパースケールネットワーク、金融取引システム、データセンター間接続(DCI)などの用途で注目されています。

しかし、ホローコアファイバーは従来の光ファイバーとは物理特性が大きく異なるため、従来型のテスト機器では正確な評価が困難です。標準的なOTDRではレイリー散乱が極めて低いためトレースが不明瞭になりやすく、誤解釈を招く可能性があります。そのため、専用のテスト機能を備えた計測機器が不可欠です。

ホローコアファイバー対応OTDR

NS-348x Hollow-Core Fiber OTDR Test Kit🔗

EXFO NS-348x Hollow-Core Fiber OTDR Test Kit

ホローコアファイバーは構造上、レイリー散乱が極めて低いという特性を持ちます。そのため従来のOTDRでは反射トレースが弱くなり、イベント識別や損失評価が困難になる場合があります。NS-348xはこの特性に最適化されたOTDRテストキットであり、高いダイナミックレンジとHCF専用分析ソフトウェアにより、正確な診断を可能にします。

■ 主な特長
▶ 従来機では困難な長距離リンク(100km以上)の診断
▶ HCFとSMFの接続部で発生する強い反射イベントの正確な識別
▶ ガス充填イベント(GFE)を分離したスプライス損失および反射測定
▶ 光路全体の損失および光学返戻損失(ORL)の評価

分散・遅延に対応したCD/PMD測定

FTBx-570 シングルエンド分散アナライザー🔗

EXFO FTBx-570 シングルエンド分散アナライザー

ホローコアファイバーは理論上、分散が小さい特性を持ちますが、実装条件やSMFとのハイブリッドリンクでは分散(CD)、偏波モード分散(PMD)、遅延変動の評価が重要となります。FTBx-570は反射ベース測定方式により、低バック散乱環境でも単一エンド(片側)から測定が可能です。両端アクセスが困難なデータセンター間接続(DCI)や既設リンクでも測定可能である点が大きな特長です。

■ 主な特長
▶ 業界唯一の高速シングルエンドCD/PMDアナライザー
▶ CDおよびPMDの測定結果を約30秒以内に取得可能
▶ OバンドおよびSCLバンドをカバーする広範な測定範囲
▶ ITU-T G.650.3、EIA/TIA FOTP-175B、EIA/TIA FOTP-243、IEC 61282-9などの業界標準に準拠

ホローコアファイバー導入で失敗しないために

ホローコアファイバーは単なる技術トレンドではなく、低遅延・高性能化を実現する次世代の光ファイバーです。しかし、その特異な物理特性を正しく評価するためには、適切な計測ソリューションが不可欠です。EXFOの専用機能と実証済みソリューションは、ホローコアファイバーの導入・展開を確実に支援します。

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ホローコアファイバーのご購入や最適なテスターの選定に関するご相談、製品仕様の確認など、お気軽にお問い合わせください。用途やネットワーク構成に応じた最適な測定ソリューションをご提案いたします。

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