Blue FAC lens (青色高出力半導体レーザ用FACレンズ)
メーカー名Focuslight (旧 LIMO)
Focuslight社の Blue FAC lens 及び FAC570 は非円筒形/非球面円筒形状をしており、高い透過率と優れたコリメーション特性、また低吸収ARコーティングにより高出力青色ダイオードレーザ(400~480nm)のファスト軸コリメーション用に設計されています。
青色ダイオードレーザは、銅やアルミニウムといった様々な材料の加工に革命をもたらし続けています。青色光は赤外線に比べて吸収率が高いため、切断や溶接といった一般的な産業用途において大きな利点となります。また波長が短いため、青色光子の透過深度は赤外線よりもはるかに浅く、薄膜加工といった新たな用途への展開も期待できます。医療(細菌治療や手術)、照明、ポンピングといった分野においても大きな注目を集めています。
Focuslightは、青色ダイオードレーザ向けに最適化された光学系を提供しています。低吸収性の材料は加熱とその悪影響を防ぐ鍵となります。ダイオードレーザの輝度を最大限に引き出すには、高速軸(Fast axis)のコリメーションが、青色ダイオードレーザー光をアプリケーションに導入するために最初の最も重要なステップです。シンプルな平凸FACレンズによる回折限界コリメーション性能は、IRダイオードレーザで既に実績のあるソリューションです。EFL=300µm(Blue FAC300 lens)の光の発散はIRの半分程です。そのため、DDL(ダイレクトダイオードレーザ)の設計でも高輝度アプリケーションに対応できます。
Blue FAC300の設計とフットプリントは、IRアプリケーション向けのFAC300と非常に類似しており、全体的な設計は非常にコンパクトで、長さ4mm(他の長さはカスタマイズ可能)、幅0.5mm、厚さ0.41mmです。調整と組み立ては、一般的なIR FACレンズと同じ装置で行うことができます。
このBlue FAC300は、もともとCoS(チップオンサブマウント)方式の青色ダイオードレーザー用に設計されており、異なるEFLの同様のFACもカスタマイズ可能です。Focuslight社はFACに加えて、SAC(スロー軸コリメータ)、モノリシックコリメータ/カプラ、その他同様のアプリケーション向けの青色光学系も多数提供しています。
Blue FAC300 lens は、Focuslight社のウェハベース生産技術によって製造されています。この技術は最大300 x 300 mm²のウェハを生産できるため、2段階プロセスで数万個のレンズを一貫して高品質で生産することが可能です。これは非常に大量生産に対応できるスケーラブルでコスト効率の高い生産技術であり、大規模なアプリケーションにも手頃な価格で導入できます。Focuslight社はまた、青色レーザーアプリケーション向けに精密かつ最適化されたコーティング設計、製造、プロセスを採用し、製品性能と長期的な信頼性を確保しています。
Fast Axis Collimator (Blue FAC 300) for High Power Blue Diode Laser
仕様
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EFL ![]() |
AR Coating ![]() |
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